亀戸の駅前から歩いて5分ほど、通りから1本入ったところに「 板前 石山光一 」はあります。
外観はこじんまりとした小料理屋といった感じです。知らなければ通りがかっても入らないと思います。
知り合いの方に連れて行って頂きました。
小さな店にしか出来ないこと
お店に入ると笑顔が凛々しい大将が迎えてくれます。店内はテーブルが2つ。カウンターが5~6つぐらいだったと思います。
正直言って狭いです。でも、その狭さが良いのです。
この座席数なので、予約をしていないとほぼ入ることができません。逆に言うと、少人数だからできるサービスがあるのだと思います。
2人だったので、カウンターに座りました。
板前 石山光一 の料理
前菜、八寸のようなものでしょうか。
右から時計回りに、枝豆、鴨ロース、ブロッコリー、カボチャ、アスパラ、三つ葉のおひたし、生湯葉とカニ味噌。
全ての食材がひと手間を加えられています。鴨ロースは特に美味でした。
ハマグリの酒蒸し
香りも抜群、うま味たっぷりで飲み干しました。ハマグリもこんなに肉厚なのは見たことないぐらい。唸ってしまうほど感動しました。美味しいです。
活き赤目フグのてっさ
目の前でさばいているのを見ていましたが、仕事が早くて丁寧です。フグも頭だけ取ってもしばらく動いてるほど元気で新鮮。身はぷりぷり、噛めば甘みも広がります。
野菜の炊き合わせ
大根、人参、茄子、蓮根など。そして、蟹も入っていました。野菜には彫刻のような手仕事が施されています。素材の味を活かされていて、癒されるような味です。大変おいしいです。
揚げ鱧
頂いた日本酒が美味しくて、この辺から記憶が曖昧になってきます。初めにビール、その後に日本酒を2人で合わせて6合飲みました。
鱧の骨切りの仕事はとても丁寧で手早く、心地よい音を聞きながら見ているだけで気分が高揚してきます。味はもちろん抜群です。
カサゴの餡かけ
暗くて見にくいですが、餡は椎茸、エノキ、三つ葉。カサゴは揚げてあったと思います。
焼き鱧と鯛(だったかな?)の炊き込みご飯
いい感じに酔いも回り、美味しいものに満足してきたところで食事です。
お味噌汁と一緒に。おかわりもしました。
上品な味でした。結構、おなかいっぱいに。
北海道の小豆の白玉ぜんざい
甘味は抑えられていて、小豆の味がよく感じられます。この構成のデザートにはぴったりだと思います。
下町で本格的な日本料理
お会計は知り合いに任せてしまったのでわかりません(^^;)
でも色々な情報を確認すると、料理はお任せ5,000円。お酒を合わせて2人で20,000円はいかないかなぁと思います。これだけの日本料理を食べて、飲んでそれぐらいならリーズナブルですね。
亀戸にこんなに良いお店があるとは知りませんでした。
また訪れたいと思います。
ご馳走様でした。
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