クレジットカードをカテゴリ別にすると、 銀行系クレジットカード といわれるジャンルがあります。
発行元が違うので、こういう分け方をされるわけですが、その種類によって特徴があります。
今回はその中でも銀行系クレジットカードについて調べてみました。
銀行系クレジットカード はメインカードに最適
三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行などのメガバンクから地方銀行までが発行するクレジットカードのことを、銀行系クレジットカードと言います。銀行系クレジットカードの特徴は、「高いステータス」と「安心感」です。
銀行系クレジットカードは、メインカードとして相応しい品格があります。
20代の新入社員から40代50代の大人まで、支払いの際に財布から出てきても恥ずかしくないのが、銀行系クレジットカードです。
銀行系クレジットカード のステータス
銀行は信用が高い組織です。
大手都市銀行は昔から駅前の角地にあるのが常識で、銀行員といえばお堅いイメージが強いものの、就職先としては花形でした。
そのため、他のクレジットカードと比較しても、たとえ一般カードでもそれなりの「ステータス」があるということです。
また銀行系クレジットカードは歴史の長いクレジットカードです。
昔は銀行自体がクレジットカードを出すことが出来ませんでした。そこで銀行がいくつか集まって出資した子会社がJCB(日本クレジットビューロー)でした。
そのJCBが銀行の代わりにクレジットカードを発行したのが1961年です。
それだけ長い歴史が1つのステータスにつながっているということでしょう。
安心感も魅力の1つ
流通系や交通系のクレジットカードよりも安心感に秀でていると思います。
例えば、クレジットカードを紛失してしまったなどのトラブルがあった場合には、クレジットカード会社のサポートデスクに電話すると思います。
そういう緊急事態では、銀行系クレジットカードが一番早く電話がつながるイメージがあります。あくまでボクのイメージですが。
それに対して年会費無料の流通系クレジットカードのサポートデスクに電話すると、平日の9時~17時の営業時間に電話をしても、まず自動のガイダンスが流れてきます。
その後、該当するプッシュボタンを押して、やっとオペレーターにつながった思っても「現在、混みあっているのでしばらくしてからおかけ直し下さい」と無機質な声で言われてしまい、電話が切られるということが多いです。
もちろん紛失の際のサポートデスクはどのカード会社でも24時間で対応していますが、紛失や不正使用ではないけれど緊急を要することなら、とても焦ってしまいますよね。
この安心感が1番の魅力という方も多いと思います。
ポイント還元率は低い場合が多い
ポイント還元率は0.5%が多いです。
発行元によっては、独自のポイントモールサイトなどで最大30倍などのポイントUPが見込めるクレジットカードもあります。
しかし、ポイント還元率を意識してクレジットカードを選ぶのであれば、ポイントを貯めるサブカードは別に持った方が良いと思います。
でも銀行系クレジットカードはATM手数料が無料になったり、割引されたりすることもメリットです。
ATM手数料、振込手数料が無料になる場合もある
日常的にお得になるのは、ATM手数料が優遇されることです。
自分の預金を引き出すだけで手数料が取られるのは、納得出来なくないですか?
そのATM手数料が条件次第で無料になるんです。
条件は口座残高がいくら以上とか、手数料無料は月何回までとか、その銀行によって違います。銀行や条件によっては、同じ銀行宛や違う支店宛の振込手数料でさえも無料になることもあります。
これは大きいですね。
住宅ローンを組む時に有利になることも
銀行系クレジットカードは将来、住宅ローンの利用を考えている場合にはぜひ作っておくべきカードです。
クレジットカードの支払いを毎月きちんと出来ているという実績(クレジットヒストリー)があると、住宅ローンの審査を通過するのに有利になったり、優遇を受けやすくなるからです。
「いつかはマイホーム」と考えているなら、銀行系クレジットカードを作るのはとてもメリットになると思います。
クレジットカードのランクアップ
クレジットカードにはゴールドやプラチナなどの上位ランクがある場合があります。
銀行系クレジットカードには上位ランクが用意されているのが多いです。
将来的に上位ランクを狙っている方は、若いうちから一般カードを持って良質なクレジットヒストリーを積み上げていくのが良いと思います。
クレジットカードを育てるというのは銀行系クレジットカードの醍醐味でもあります。
銀行系クレジットカード のデメリット
銀行系クレジットカードはキャッシュカード一体型を選ぶと便利ですが、紛失するととてもやっかいです。
紛失するとクレジット機能はもちろん、キャッシュカード機能もストップしてしまうからです。
ATMで現金を引き出したり、入金したりが出来なくなってしまいますし、カードの再発行までも時間がかかります。
キャッシュカード一体型は紛失にはくれぐれも注意しましょう。
まとめ
・ステータスと安心感のあるクレジットカード
・ATM手数料や振込手数料が優遇
・カードによってはランクアップも
・紛失してしまうと、とても不便
銀行系クレジットカードはメインカードにはとてもおすすめです。
「ステータス」があり「安心感」もあり「育成する」ことが出来るクレジットカードです。
ゴールドやプラチナではなく、一般カードでも、どこで出しても恥ずかしくないのが銀行系クレジットカードです。
ぜひ1枚でも持っておいて損はないと思います。