JCBプラチナ は、株式会社ジェーシービーが発行するプロパーのプラチナカードです。
このカードは、ザ・クラスのようなインビテーション制ではなく、申し込み制のクレジットカードです。
位置づけとしてはJCBゴールドとJCB THE CLASSの間のランクになります。
特典の内容は、JCBゴールドの上位互換と言っても良いので、JCBゴールドにプラスされた特典を重点的に紹介したいと思います。
JCBプラチナについて調べてみました。
JCBプラチナ とは
JCBプラチナは、インビテーションがいらないプラチナカードです。
JCBゴールドまでは申し込みできましたが、ゴールド ザ・プレミアやTHE CLASSなどの上位カードは、インビテーションが必要でした。
「ザ・クラスはインビテーション制だから無理だけど、プラチナカードが欲しい!」
という方は、今までは申し込み制の三井住友プラチナカードに移ってしまった人もいるでしょう。
そういう方たちの受け皿のようなクレジットカードがJCBプラチナです。
JCBプラチナ の年会費
JCBプラチナの年会費は25,000円(税抜)です。
なんと三井住友プラチナカードの半額です。
これは格安プラチナカードと言っても良いでしょう。
もちろんJCBプラチナよりも年会費が安いプラチナカードはあります。条件によっては10,000円ほどの年会費のプラチナカードもあるんです。
しかし、JCBプラチナの数多くの特典やコンシェルジュサービス、ステータスなどを考慮にいれると、破格の年会費と言えるでしょう。
申し込めるのは、25歳以上で安定継続収入のある方です。
年会費無料のクレジットカードと違い、専業主婦、学生は発行できません。
家族カードの年会費は1名は無料、2名からは1人あたり3,000円(税抜)です。
生計を同一にする配偶者・親・子供が申し込むことができます。
ETCカードも年会費無料です。
クレジットカードの中には、ETCカードは有料のカードもありますが、これは大きなメリットですね。
国際ブランドのJCB
クレジットカードにはプロパーカードと、企業や団体と提携し発行している提携カードの2種類があります。
プロパーカードとは、国際ブランドのライセンスの発行と、クレジットカードの発行の2つの業務を行っている企業が発行するクレジットカードのこと。
代表的なのは、アメックス、ダイナースクラブ、そしてJCBです。
その中でもJCBは唯一、日本で生まれた国際ブランドです。
世界での発行枚数自体やシェアは、VISAやMastercardよりは少ないですが、日本国内の加盟店は多いので、決済時に不便を感じることはありません。
JCBプラチナをはじめ、JCB ORIGINAL SERIESのクレジットカードは、JCBだけの特典もたくさん用意されているので、とてもお得なクレジットカードです。
↓申し込みページへ
コンシェルジュサービス
JCBプラチナには「コンシェルジュデスク」があります。
24時間365日で利用可能で、いろいろなサポートをしてくれます。
ホテルや航空券の予約や海外のレストラン予約、会食するためのお店の検索など、何でもコンシェルジュが調べて提案してくれます。
専用の秘書がいるようなイメージでしょうか。時間の短縮になります。
特にJCBプラチナやザ・クラスのJCBのコンシェルジュは、他のクレジットカードのコンシェルジュサービスよりも、とても評判が良くて評判です。
プライオリティパス
JCBプラチナは世界130ヶ国、500都市1,000ヶ所のラウンジを、使い放題になる「プライオリティ・パス」のプレステージ会員に無料で登録することが出来ます。
航空会社の上級会員やビジネスクラス、ファーストクラスに搭乗する方しか利用できないVIPラウンジを、使用することが出来ます。
ラウンジによってはアルコールや軽食も用意されているところもあって、搭乗開始の直前までくつろぐことが出来ます。
プレステージ会員の399ドルが無料となります。
グルメベネフィット
高級レストランのコースメニューを2名以上で予約すると、1名分のコース料理代金が無料となります。
プラチナカードには、よくある特典です。
デートなどに使うと良いですね。
ダイニング30
合計代金やコース料金が30%引きになる「ダイニング30」もあります。
飲食店の予約時に「ダイニング30」を利用することを伝えて、決済時にJCBザ・クラスで支払うと、なんと30%OFFの割引が受けられます。
2名や3名で利用するとしたら、コース料理が1名分無料になるグルメ・ベネフィットの方がお得です。
4名以上で利用する場合はダイニング30の方が安いです。
ポイント還元率
JCBプラチナは1,000円(税込)ごとに1ポイント貯まります。
1ポイント=5円なので、還元率は0.5%です。
基本的な還元率は、一般的なクレジットカードと同じです。
ただし、様々な「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」のお店で使用すると、ボーナスポイントが貯まります。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー
「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」はたくさんありますが、ボクがよく使っている店舗です。
イトーヨーカドー、セブンイレブン・・・3倍
スターバックス・・・5倍
昭和シェル石油・・・2倍
ローチケHMV・・・7倍
自分のよく使っている店舗が「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」だと相当オトクなクレジットカードになるでしょう。
Oki Dokiランドでも還元率UP
Oki DokiランドというJCBが運営しているポイントモールがあります。
Oki Dokiランドを経由して買い物すると、この場合でもポイントUPします。
Amazon・・・3倍
楽天市場・・・2倍
LOHACO・・・2倍
Yahoo!ショッピング・・・2倍
ビックカメラ.com・・・3倍
ボクだけでなく皆さんもよく使うところだと思いますが、こういう有名どころだけではなく、それこそ数えきれないぐらいのネット通販サイトが登録されています。
必ずOki Dokiランドを経由して買い物しましょう。
JCB STAR MEMBERS
JCBプラチナは「JCB STAR MEMBERS」というポイントUP制度があります。
年間の利用金額が一定額を超えると、翌年度のポイント還元率がUPします。
年間の集計期間は12月16日~翌年12月15日です。12月15日までということは翌年1月10日前後の引き落とし分までですね。
年間利用額30万円以上・・・「スターe PLUS」→20%UP
年間利用額50万円以上・・・「スターβ PLUS」→30%UP
年間利用額100万円以上・・・「スターα PLUS」→60%UP
年間利用額300万円以上・・・「ロイヤルα PLUS」→70%UP
「ロイヤルα PLUS」になると翌年度から0.5%→0.85%までポイント還元率が上がります。
QUICPayも使える
JCBプラチナは、ポストペイ型(後払い)電子マネーのQUICPayも利用することができます。
QUICPayはあらかじめチャージしておく必要がなく、クレジットカードの請求と一緒に引き落とされます。三井住友VISAカードやdカードで使うことができる「ID」と同じような仕組みです。
ローソンではnanacoが使えないとか、イトーヨーカドーではWAONで決済することができないなど、他の電子マネーのような縛りがありません。QUICPayは様々なコンビニやスーパーで使うことができます。
nanacoにもQUICPayが搭載されています。
そのnanacoとJCBカードを紐づけることもできます。
↓詳しくはこちらで解説しています。
その他にもドラッグストアや家電量販店などでも利用可能です→こちら。
QUICPay(nanaco)でさらにポイントアップ
セブン&アイグループの電子マネー「nanaco」には、最初からQUICPay機能が搭載されています。裏面にしっかりとQUICPayのマークと番号が記入されています。
nanacoに搭載されているQUICPayとJCBプラチナを紐付けしなければ使えません。
→詳しくはこちら
紐付けの設定からQUICPay機能が実際に使えるようになるまで2~3週間かかりますので、ご注意ください。
セブンイレブンで、nanacoカードに搭載されているQUICPayで決済すると、200円(税抜)ごとにnanacoポイントが1ポイントが貯まります。
JCBプラチナだと、合計2%(JCB ORIGINAL SERIESパートナーなので1.5%+決済時の0.5%)です。
JCBプラチナ の各種保険
JCBプラチナの魅力の1つとして、充実している保険があります。
トップレベルに優れた保険内容なので、これだけでもJCBプラチナを所有するモチベーションにつながる方もいるかと思います。
海外旅行障害保険
JCBプラチナの海外旅行傷害保険は、本人会員と家族会員には最高1億円の死亡・後遺障害保険が付いています。ただしカードの利用がない場合は5,000万円(自動付帯)になります。
家族特約も付いています。本会員の19歳未満の子供も保障されます。
保険の種類 | 保険金額(本人会員:家族会員) | 保険金額(家族特約) |
死亡・後遺障害 | 最高1億円(自動付帯分 5,000万円) | 1,000万円 |
傷害治療 | 1,000万円限度 | 200万円限度 |
疾病治療 | 1,000万円限度 | 200万円限度 |
賠償責任 | 1億円限度 | 2,000万円限度 |
携行品損害 | 1旅行100万円限度 年間100万円限度 (自己負担3000円) | 1旅行50万円限度 年間100万円限度 (自己負担3000円) |
救援者費用等 | 1,000万円限度 | 200万円限度 |
最高1億円(利用付帯5,000万円を含む)はクレジットカードでは最も充実しています。
1番利用することが多いだろう、携行品損害が1旅行100万円、年間100万円(自己負担3,000円)です。デジカメを壊してしまった、スーツケースが傷ついてしまったなどはよくあります。自己負担3,000円がかかります。
次に心配なのが、傷害や疾病の治療費用に対する保障かと思います。保険金額は1,000万円となっています。やはり海外ではケガや病気になってしまった場合に、多額の治療費が必要になることが多いので、多ければ多い方が良いですね。
1年に1~2回仕事で海外に行く方にとっては、クレジットカードを選択する際に海外旅行保険が充実していることは重要です。JCBプラチナは海外旅行傷害保険が充実しているので、これだけでも取得する価値があると思います。
国内旅行傷害保険
JCBプラチナには国内旅行傷害保険も付いています。
国内の保険なので、皆さんが入っているであろう医療保険でカバーできると思いますが、付いていて困るものではないと思います。
保険の種類 | 保険金額 |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院費用 | 1日 5,000円(事故日から180日限度) |
手術費用 | 5,000円×倍率(10~40倍)1事故につき1回限度 |
通院費用 | 1日 2,000円(事故日から180日以内90日限度) |
注意点として、入院・手術・通院は8日以上の治療からが対象です。
ショッピング保険
JCBプラチナで購入した品物の破損や盗難などのための「ショッピングガード保険」が付帯しています。
JCBプラチナでの購入日(配送等による場合には物品の到着日)から90日以内に偶然な事故によって損害を被った場合、年間最高500万円まで補償されます。1事故につき3,000円の自己負担があります。
まずボクは年間500万円もクレジットカードで買い物しません。よっぽどのお金持ちでなければ年間500万円あれば問題ありません。
こういう基本的な保険などにしっかり充実していることが、JCBプラチナの安心感につながっていると思います。
ショッピング保険は国内と海外両方の品物が対象です。
一部、補償の対象にならない品物もあります。詳しくはこちら。
空港ラウンジ
JCBプラチナには国内の主要空港と、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ハワイ・ホノルル国際空港)の空港ラウンジを利用することが出来ます。
無線LANや軽食、ソフトドリンクなどが無料です。
当日の搭乗券または航空券と、JCBプラチナを提示すれば利用することが出来ます。
海外では使用できない?
世界中で使えるVISAやMasterCardとは違い、日本生まれのJCBは海外では使えないところが多いとよく聞きます。
しかし、ボクが実際に使ったハワイやシンガポール、そしてパリ、ロンドン、フランクフルトなどの大都市は問題なく利用する事が出来ました。
1回だけロンドンの安ホテルでこのカードは使えないと言われたことはありますが、試しに切ってみてと言ったら使用する事が出来ました。
JCBさんもどんどん加盟店を増やしているようです。
JCBプラチナ のまとめ
・年会費25,000円(税抜)、破格のプラチナカード
・24時間365日で利用可能なコンシェルジュサービス
・2人のコース料理が1人無料のグルメベネフィットやダイニング30
・プライオリティパスのプレステージ会員の無料でなれる。
・その他、JCBゴールドの特典が使える
JCBプラチナは、プラチナカードとしては格安の年会費でコンシェルジュサービスも付帯しているクレジットカード。
グルメベネフィットやダイニング30など、オトクな特典がたくさん!
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