プライム会員特典 が付帯しているAmazon Mastercardゴールドは、三井住友カード株式会社がAmazon.co.jpと提携し、発行するクレジットカードです。Amazonのクレジットカードには、Amazon MasterCardクラシックとAmazon MasterCardゴールドの2種類があります。
Amazon MasterCardゴールドは、三井住友ゴールドカードとほぼ同等の特典にプラスして、Amazonプライム会員特典が付帯している、たいへんお得なAmazonゴールドカードです。
Amazon MasterCardゴールドについて調べてみました。
年会費は?
Amazon MasterCardゴールドの年会費は、10,800円(税込)です。
ただし、三井住友カードがAmazonと提携して発行しているクレジットカードなので、三井住友VISAカードと同じく、条件付きですが年会費の割引があります。
初年度の年会費は10,800円(税込)ですが、申込時にマイ・ペイすリボを選択すると、5,400円(税込)割引になります。
翌年度以降の年会費は初年度と同じく、マイ・ペイすリボ割引で5,400円(税込)割引。
そして、紙の明細書ではなくWEBの明細書にするとさらに1,080円(税込)割引されます。
合計して、割引後の年会費4,320円(税込)です。その翌年も同じ条件で同様の年会費です。
家族カードの発行はありません。
ETCカードも追加可能です。初年度は年会費無料です。ただし、年に1回以上のETCカードの利用がない場合は、翌年は540円(税込)の年会費がかかります。
マイ・ペイすリボとは
マイ・ペイすリボは、リボ払いのことです。
しかし、毎月の支払額を自由に設定できるので、カードの限度額とマイ・ペイすリボの毎月の支払額を同額にしておけば、リボ払い手数料は一切かかりません。
通常のクレジットカードの一括払いと同じように使うことができます。
マイ・ペイすリボの支払額は、三井住友VISAカードのインターネットサービス「Vpass」から変更できます。カードが届いたらすぐにVpassで支払額を引き上げましょう。
ポイント還元率は?
通常のクレジットカード利用によるポイント還元率は1%です。基本的なクレジットカードの還元率は0.5%なので、少しだけ高い方だと言えます。
しかし、Amazonでの利用分は2.5%と高還元率クレジットカードになります。
Amazonから商品配送後、Amazonアカウントにポイントが自動加算されます。交換し忘れてポイントが失効なんてことはありません。しかも、1ポイントから使えます。
プライム会員特典 が付帯
Amazon MasterCardゴールドは、割引後の年会費4,320円でありながら、Amazonプライム会員の特典が付帯しています。
Amazonプライム会員の年会費は4,900円です。プライム会員の方、もしくはAmazon MasterCardゴールド取得と同時に、プライム会員に申し込み予定の方は、4,320円でプライム会員になれてしまうということです。
プライム会員とは
・お急ぎ便や日付指定が無料。送料も無料
・プライム・ビデオが無料で見放題!
・曲数は100万曲以上!Prime Musicが聴き放題!
・Fireタブレットやkindleが4,000円引き!
・小さいお子さんがいる場合はAmazonファミリー
他にもPrime nowやAmazonパントリー、会員限定先行タイムセールなどのお得な特典が利用できるサービスです。
↓詳しくはこちらで解説しています。
海外旅行障害保険
保険の種類 | 保険金額 |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円(自動付帯1,000万円) |
傷害・疾病治療 | 1回に事故につき300万円限度 |
賠償責任 | 1回に事故につき5,000万円限度 |
携行品損害 | 1事故50万円限度:年間50万円限度 (自己負担3000円) |
救援者費用等 | 500万円限度 |
本会員の死亡・後遺障害保険の金額は最高5,000万円です。ただし、自動付帯分は1,000万円です。
1番利用することが多いであろう、携行品損害が1旅行50万円(自己負担3,000円)です。
デジカメを壊してしまった、スーツケースが傷ついてしまったなどはよくあります。自己負担が3,000円かかります。
次に心配なのが、傷害や疾病の治療費用に対する保障かと思います。保険金額は300万円となっています。やはり海外ではケガや病気になってしまった場合に、多額の治療費が必要になることが多いので、多ければ多い方が良いですね。
国内旅行傷害保険
保険の種類 | 保険金額 |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院費用 | 1日 5,000円 |
手術費用 | 最高20万円 |
通院費用 | 1日 2,000円 |
※傷害死亡・後遺障害補償は、事前の旅費などをカードでの支払い(利用付帯)により最高補償額が異なります。
国内の保険なので皆さんが入っているであろう医療保険でカバーできると思いますが、付いていて困るものではないと思います。
ショッピング保険
Amazon MasterCardゴールドはショッピング保険が付帯しています。
最高300万円です。自己負担は1事故につき3,000円です。一部保険の対象とならない商品もあります。
空港ラウンジサービス
全国の主要空港のラウンジサービスも付帯しています。
旅行時にラウンジでゆっくりできると、旅にも余裕ができてきます。
Amazon MasterCardゴールドのデメリット
Amazon MasterCardゴールドのデメリットと言えば、その券面でしょうか。
Amazonから発送してくる段ボールをイメージしているのか、デザインには好き嫌いが分かれそうです。どこで出しても恥ずかしくないゴールドカードが欲しい方は、少し考えてしまうかもしれません。個人的には好きなんですけどね。
そして、Amazonでは2.5%の高還元率クレジットカードですが、一般加盟店だと1%の還元率です。皆さんが持っている、他のクレジットカードの方が還元率が良いと思う方は多いでしょう。プライム会員でAmazonをよく利用する人にとっては、素晴らしくお得なクレジットカードだと思います。
米国では還元率5%のクレジットカードも
アメリカのAmazonでも、プライム会員向けのクレジットカードがあります。
「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」です。
このカードの特典がすごいんです。
・Amazonでの利用で還元率5%
・海外で利用時の手数料無料
・最大500,000ドルの海外旅行保険
・24時間対応のコンシェルジュサービス
Amazonでの利用で5%のキャッシュバックが受けられるという、破格のサービス。Amazon以外の店舗でも1~2%の還元があるようです。
この他にも高級ホテルが優待料金で宿泊、部屋のアップグレードや手荷物遅延保険、不正利用保険なども付帯しています。
驚くことにこのクレジットカードが、年会費永年無料というのです。考えられない。
このカードが日本でも導入される可能性は低いと思いますが、Amazon MasterCardゴールドのサービスがさらに拡充されることはあるかも知れません。期待しましょう。
まとめ
・年会費10,800円→4,320円まで割引可能
・基本ポイント1%。Amazonでの利用は2.5%
・ポイントは自動的にアカウントに追加。1ポイントから使える
・Amazonプライム会員特典が付帯
・充実の各種保険
・空港ラウンジサービス
Amazon MasterCardゴールドの最大のメリットは、Amazonプライム会員特典が付帯していて、年会費も4,320円まで割引されるところです。
ポイント還元率だけを見ると、他のクレジットカードの方が高い還元率のものもあります。しかし、ポイントがAmazonアカウントに自動的に加算されて、1ポイント単位から使うことができるというのは、面倒くさがりな自分としては大きなメリットです。
Amazonをよく利用する方や、もうすでにプライム会員、もしくはこれからプライム会員になろうと検討している方には、Amazon MasterCardゴールドは取得しても決して損しないクレジットカードだと思います。