JCBゴールド (JCB ORIGINAL SERIES)は日本を代表するゴールドカードの1つです。
ボクは数あるゴールドカードの中から、JCBゴールドを契約しメインカードに使っています。
とても魅力的なクレジットカードです。
今回はJCBゴールドの特徴やメリットを紹介していきたいと思います。
JCBのプロパーカード
クレジットカードにはプロパーカードと、企業や団体と提携し発行している提携カードの2種類があります。
プロパーカードとは、国際ブランドのライセンスの発行と、クレジットカードの発行の2つの業務を行っている企業が発行するクレジットカードのこと。
代表的なのは、アメックス、ダイナースクラブ、そしてJCBです。
その中でもJCBは唯一、日本で生まれた国際ブランドです。
世界での発行枚数自体やシェアは、VISAやMastercardよりは少ないですが、日本国内の加盟店は多いので、決済時に不便を感じることはありません。
JCBゴールドをはじめ、JCB ORIGINAL SERIESのクレジットカードは、JCBだけの特典もたくさん用意されているので、とてもお得なクレジットカードです。
JCBゴールドよりも年会費が安い、JCB一般カードもあります。
JCB ORIGINAL SERIESのクレジットカードは、実直で品があるイメージのクレジットカードです。
そして、使っているうちに最高のコストパフォーマンスを誇る、JCBゴールド ザ・プレミア、最高の価値がある、JCB THE CLASSへのインビテーションが届く可能性があるクレジットカードです。
JCBゴールド の年会費は?
年会費は11,000円(税込)です。オンラインで入会申し込みの場合は初年度年会費無料です。
エポスゴールドカードという条件次第で年会費永年無料になるゴールドカードもありますが、日本生まれの実直なゴールドカードであるJCBゴールドには、年会費11,000円を払う価値があります。
JCBゴールドには家族カードは、生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上)が申し込むことが出来ます。
家族カードの年会費は1名無料、2人目からは1,100円(税込)です。
ETCカードも年会費無料です。
クレジットカードの中には、ETCカードは有料のカードもありますが、これは大きなメリットですね。
JCBゴールドのポイント還元率は?
JCBゴールドは1,000円(税込)ごとに1ポイント貯まります。
1ポイント=5円なので、還元率は0.5%です。
基本的な還元率は、一般的なクレジットカードと同じです。
ただし、様々な「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」のお店で使用すると、ボーナスポイントが貯まります。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー
「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」はたくさんありますが、ボクがよく使っている店舗です。
イトーヨーカドー、セブンイレブン・・・3倍
スターバックス・・・5倍
昭和シェル石油・・・2倍
ローチケHMV・・・7倍
自分のよく使っている店舗が軒並み「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」だったのが、ボクがJCBゴールドを取得した理由の1つでもあります。
Oki Dokiランドでも還元率UP
Oki DokiランドというJCBが運営しているポイントモールがあります。
Oki Dokiランドを経由して買い物すると、この場合でもポイントUPします。
Amazon・・・3倍
楽天市場・・・2倍
LOHACO・・・2倍
Yahoo!ショッピング・・・2倍
ビックカメラ.com・・・3倍
ボクだけでなく皆さんもよく使うところだと思いますが、こういう有名どころだけではなく、それこそ数えきれないぐらいのネット通販サイトが登録されています。
必ずOki Dokiランドを経由して買い物しましょう。
JCB STAR MEMBERS
JCBゴールドは「JCB STAR MEMBERS」というポイントUP制度があります。
年間の利用金額が一定額を超えると、翌年度のポイント還元率がUPします。
年間の集計期間は12月16日~翌年12月15日です。12月15日までということは翌年1月10日前後の引き落とし分までですね。
年間利用額30万円以上・・・「スターe PLUS」→10%UP
年間利用額50万円以上・・・「スターβ PLUS」→20%UP
年間利用額100万円以上・・・「スターα PLUS」→50%UP
年間利用額300万円以上・・・「ロイヤルα PLUS」→60%UP
「ロイヤルα PLUS」になると翌年度からボーナス分も含めて、0.5%→0.8%までポイント還元率が上がります。
QUICPay一体型も
JCBゴールドは、ポストペイ型(後払い)電子マネーのQUICPayが一体になったタイプも選ぶことができます。
QUICPayはあらかじめチャージしておく必要がなく、クレジットカードの請求と一緒に引き落とされます。三井住友VISAカードやdカードで使うことができる「ID」と同じような仕組みです。
ローソンではnanacoが使えないとか、イトーヨーカドーではWAONで決済することができないなど、他の電子マネーのような縛りがありません。QUICPayは様々なコンビニやスーパーで使うことができます。
nanacoにもQUICPayが搭載されています。
そのnanacoとJCBカードを紐づけることもできます。
↓詳しくはこちらで解説しています。
その他にもドラッグストアや家電量販店などでも利用可能です→こちら。
QUICPay(nanaco)でさらにポイントアップ
セブン&アイグループの電子マネー「nanaco」には、最初からQUICPay機能が搭載されています。裏面にしっかりとQUICPayのマークと番号が記入されています。
nanacoに搭載されているQUICPayとJCBゴールドを紐付けしなければ使えません。→詳しくはこちら
紐付けの設定からQUICPay機能が実際に使えるようになるまで2~3週間かかりますので、ご注意ください。
セブンイレブンで、nanacoカードに搭載されているQUICPayで決済すると、200円(税抜)ごとにnanacoポイントが1ポイントが貯まります。
JCBゴールドだと、合計2%(JCB ORIGINAL SERIESパートナーなので1.5%+決済時の0.5%)です。
JCBゴールド会員専用デスク
例えば、クレジットカードに関して緊急に聞きたいことがあった場合に、通常はクレジットカード会社のサポートデスクに電話すると思います。
JCBゴールドにはJCBゴールドデスクというゴールド会員専用デスクがあります。
フリーダイヤルで受付時間はAM9:00~PM5:00(年末年始を除く年中無休)。
カードに関する全般的な問い合わせをすることが出来ます。問い合わせの電話をしても、待ち時間がほとんどなく、オペレーターの対応が非常に評判が良いです。プラチナカードのコンシェルジュサービスほどではないものの、それに近いようなサービスは受けることが出来ます。
他にも航空券やJR乗車券などの予約ができるデスクも用意されています。
それに対して、年会費無料の一般のクレジットカードのサポートデスクに電話すると、すぐに繋がらないことが多いです。平日の9時~17時の営業時間に電話をしても、まず自動のガイダンスが流れてきます。
その後、該当するプッシュボタンを押して、やっとオペレーターにつながった思っても「現在、混みあっているのでしばらくしてからおかけ直し下さい」と無機質な声で言われてしまい、電話が切られてしまいます。
困った時にすぐに電話が繋がる、この安心感が1番の魅力という方も多いと思います。
各種保険
JCBゴールドをメインカードに使っている理由の1つとして、充実している保険があります。
他のゴールドカードよりも優れた保険内容なので、これだけでもJCBゴールドを所有するモチベーションにつながる方もいるかと思います。
海外旅行障害保険
JCBゴールドの海外旅行傷害保険は、本人会員と家族会員には最高1億円の死亡・後遺障害保険が付いています。ただしカードの利用がない場合は5,000万円(自動付帯)になります。
家族特約も付いています。本会員の19歳未満の子供も保障されます。
保険の種類 | 保険金額(本人会員:家族会員) | 保険金額(家族特約) |
死亡・後遺障害 | 最高1億円(自動付帯分 5,000万円) | 最高1,000万円 |
傷害治療 | 300万円限度 | 200万円限度 |
疾病治療 | 300万円限度 | 200万円限度 |
賠償責任 | 1億円限度 | 2,000万円限度 |
携行品損害 | 1旅行50万円限度 年間100万円限度 (自己負担3000円) | 1旅行50万円限度 年間100万円限度 (自己負担3000円) |
救援者費用等 | 400万円限度 | 200万円限度 |
最高1億円(利用付帯5,000万円を含む)はゴールドカードでは最も充実しています。
1番利用することが多いだろう、携行品損害が1旅行50万円、年間100万円(自己負担3,000円)です。デジカメを壊してしまった、スーツケースが傷ついてしまったなどはよくあります。自己負担3,000円がかかります。
次に心配なのが、傷害や疾病の治療費用に対する保障かと思います。保険金額は300万円となっています。やはり海外ではケガや病気になってしまった場合に、多額の治療費が必要になることが多いので、多ければ多い方が良いですね。
ボクは1年に1~2回仕事で海外に行くので、クレジットカードを選択する際に海外旅行保険が充実していることは重要でした。JCBゴールドは海外旅行傷害保険が充実しているので、これだけでも取得する価値があると思います。
国内旅行傷害保険
JCBゴールドには国内旅行傷害保険も付いています。
国内の保険なので、皆さんが入っているであろう医療保険でカバーできると思いますが、付いていて困るものではないと思います。
保険の種類 | 保険金額 |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院費用 | 1日 5,000円(事故日から180日限度) |
手術費用 | 5,000円×倍率(10~40倍)1事故につき1回限度 |
通院費用 | 1日 2,000円(事故日から180日以内90日限度) |
注意点として、入院・手術・通院は8日以上の治療からが対象です。
ショッピング保険
JCBゴールドで購入した品物の破損や盗難などのための「ショッピングガード保険」が付帯しています。
JCBゴールドでの購入日(配送等による場合には物品の到着日)から90日以内に偶然な事故によって損害を被った場合、年間最高500万円まで補償されます。1事故につき3,000円の自己負担があります。
まずボクは年間500万円もクレジットカードで買い物しません。よっぽどのお金持ちでなければ年間500万円あれば問題なイベントかと思います。
こういう基本的な保険などにしっかり充実していることが、JCBゴールドの安心感につながっていると思います。
ショッピング保険は国内と海外両方の品物が対象です。
一部、補償の対象にならない品物もあります。詳しくはこちら。
空港ラウンジ
JCBゴールドには国内の主要空港と、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ハワイ・ホノルル国際空港)の空港ラウンジを利用することが出来ます。
無線LANや軽食、ソフトドリンクなどが無料です。
当日の搭乗券または航空券と、JCBゴールドを提示すれば利用することが出来ます。
海外では使用できない?
世界中で使えるVISAやMasterCardとは違い、日本生まれのJCBは海外では使えないところが多いとよく聞きます。
しかし、ボクが実際に使ったハワイやシンガポール、そしてパリ、ロンドン、フランクフルトなどの大都市は問題なく利用する事が出来ました。
1回だけロンドンの安ホテルでこのカードは使えないと言われたことはありますが、試しに切ってみてと言ったら使用する事が出来ました。
JCBさんもどんどん加盟店を増やしているようです。
ステップアップするクレジットカード
JCB一般カードやJCBゴールドは、ある程度の条件をクリアすると成長、そしてステップアップしていくクレジットカードです。
自分でアップグレードを申し込めるカードと、インビテーションでしか手に入れることができないカードがあります。
利用限度額が成長していく
JCBゴールドの限度額は審査の上で決定します。
月々の支払いの延滞がないようにクレジットヒストリーを積み重ねていくと、利用限度額が成長していくクレジットカードです。
色々なクレジットカードがある中で、JCBは長く使用している方を大事にしている印象ですね。
JCBゴールド ザ・プレミアへ
JCBゴールドを保有してから、2年連続で100万円以上利用すると、「JCBゴールド ザ・プレミア」のインビテーションが届きます。
JCBからのインヴィテーションは2月中旬ぐらいにメールで案内されます。
会員の方が会員専用WEBサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」に、メールアドレスを登録していることが条件となります。
クレジットカードのインビテーションには珍しく、はっきりと条件が明示されています。
プライオリティ・パスを取得できる
JCBゴールド ザ・プレミアは、世界の130ヶ国・地域、約500の都市で約1,000ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パスを無料で発行できます。
プライオリティ・パスで利用できるラウンジは、手荷物検査後にあります。
一般的なゴールドカードで利用可能なラウンジは、手荷物検査前にあることが多いです。ラウンジでゆっくりしていても、その後に手荷物検査を受けなくてはいけないので、ボクのような心配性な人間は落ち着いてゆっくりできません。
プライオリティ・パスで利用できるラウンジは、飛行機に搭乗出来る時間になってからラウンジを出ても十分に間に合うので、搭乗間際まで安心してくつろぐことが出来ます。
以前、知り合いと一緒に海外に行った時に、VIPラウンジに一緒に入れて頂いたことがありましたが、安心してゆっくり出来たのでとても楽でした。
JCBゴールド ザ・プレミアの年会費
JCBゴールドのカード年会費にプラスして、5,500円(税込)かかります。
JCBゴールド ザ・プレミアに切り替えた初年度は無料です。2年目以降も利用金額が合計100万円以上だと5,500円(税込)が無料となります。
その他にも「ダイニング30」、「JCBプレミアムステイプラン」、JCB Lounge 京都の利用、JCB STAR MEMBERSのポイント還元率のアップなどの特典を利用できるようになるのに、条件付きですが、JCBゴールドと同じ年会費という素晴らしいコストパフォーマンスのゴールドカードになります。
↓詳しくはこちらで解説しています。
申し込み可能なJCBプラチナ
このカードは、ザ・クラスのようなインビテーション制ではなく、申し込み制のクレジットカードです。
位置づけとしてはJCBゴールド ザ・プレミアとJCB THE CLASSの間のランクになります。
ただし、インヴィテーションでしか手に入れることができないJCBゴールド ザ・プレミアと違い、申し込み制なのでどちらが価値があるかは人それぞれだと思います。
年会費は27,500円(税込)です。三井住友プラチナカードの半分です。
特典などは、お互い甲乙つけがたいですが、年会費の差を考えるとJCBプラチナはとてもコストパフォーマンスが高いプラチナカードです。
JCBゴールド ザ・プレミアの特典に、コンシェルジュサービスやグルメベネフィットなどの特典がプラスされています。
↓こちらで詳しく解説しています。
そしてJCB THE CLASSへ
JCBの最上位カードは「JCB THE CLASS」(JCB ザ・クラス)です。
THE CLASSはプラチナカードです。
しかし、券面が黒を基調にしていて、JCBの最高峰ということもあって、ブラックカードと言われることもあります。
JCBゴールド ザ・プレミアよりも、さらにたくさんの特典が利用できるようになります。
THE CLASSはまた別に掘り下げたいと思います。
まとめ
JCBゴールドは日本が誇る、国産ブランドの実直なクレジットカードです。
ポイント還元率も使えば使うほど、高還元になる可能性があります。
海外旅行保険やショッピング保険もしっかり保障されていて、すぐにコールセンターにつながる安全、安心なゴールドカードです。
ボクは自分のライフスタイルとぴったり合いましたが、皆さんの中にもJCBゴールドと相性の合う方は必ずいらっしゃると思います。
他にも定期的にお得なキャンペーンも開催しています。要チェックですね。