dカード というドコモのクレジットカードがあります。
ローソンでお得になったり、マクドナルドでポイントが貯まったり、ドコモの利用者でなくてもお得なクレジットカードです。
dカードについて調べてみました。
dカード とは
以前のDCMXからお得にリニューアルしました。
年会費は?
dカードの年会費は初年度無料です。2年目以降は、前の年に1回でも利用すればその年も年会費無料になります。利用がない場合は1,250円(税抜)です。
コンビニで100円のガムを購入するだけでも利用1回です。実質無料と言えると思います。
家族カードは2枚まで申し込めます。家族カードの年会費も初年度無料、2年目以降は432円(税込)がかかります。しかし、この場合も2年目以降1回でも利用すれば年会費無料です。
ETCカードも初年度年会費無料です。しかも、家族会員もそれぞれ申し込むことができます。年会費実質無料のカードでETCも無料というのは大きなメリットです。
dポイント
以前のDCMXはドコモポイントが貯まりましたが、dカードは100円ごとに1ポイントのdポイントが貯まります。1ポイント=1円なので、還元率は1%です。ただし、利用1回ごとに100円で1ポイントです。99円の利用なら0ポイント、199円なら1ポイントです。
1ヶ月の利用料金総額で1%付与されるクレジットカードよりかは少し貯まりにくいです。ここは注意点ですね。
dポイント特約店
dポイント特約店という、クレジット決済やID決済すると、通常の決済ポイントにプラスしてポイントが貯まるお店があります。
スターバックスでは、スターバックスカードへオートチャージやオンライン入金を、dカードで支払うと100円で3ポイント貯まります。還元率は決済ポイントと合わせて4%になりますね。
スターバックスカードのキャンペーンには、5,000円以上チャージするとドリンクチケットがもらえる時期があります。その時期にチャージしてしまえば4%分のポイントも貯まって、非常にお得ですね。
スターバックスカードにチャージする場合は、他にもお得になるクレジットカードはあります。
ガソリンスタンドのENEOSでは100円ごとに1ポイント、還元率は決済ポイントと合わせて2%です。これは本家のENEOSカードよりも還元率が良い場合もあります。
ENEOSカードSだと、ガソリン1リットルあたり2円引きとなります。ガソリンの料金が1リットル101円以上ならdカードの方がお得になるのです。なので、dカードをメインカードに使っている場合は、他にガソリン用のクレジットカードを作らないで済むというメリットもあります。
ただし、ポイント還元じゃなくて値引きの方がいいという方はENEOSカードを候補に入れて下さい。毎月、たくさん給油する方は最大7円引きになったり、ロードサービスを必要としているなら選択肢の1つになると思います。
ENEOSの場合は、dカードでのクレジット決済でもID決済でも、ポイントアップの対象です。
その他にも様々な特約店があります。→詳しくはこちら。
dカード ポイントUPモールでさらにお得に
dカードのポイントUPモール経由で買い物をすると、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどでポイントがアップします。
クレジットカードには、ここを経由するとポイントアップしますよというポイントモールは結構たくさんあります。JCBカードのOki Dokiランドやセゾンカードのセゾンポイントモールがそれにあたります。
その中でもこのdポイントUPモールはトップレベルのお得さを誇っています。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの王道の他に、セブンネットショッピングやニッセン。そして、三越や伊勢丹などの百貨店、ビックカメラやケーズデンキ、ヤマダ電機のネットショップなどの家電、JTBやじゃらん、楽天トラベルなど旅行関連。全て挙げだしたらきりがないですが、多種多様なお店でポイントUPするのは大きなメリットですね。
dポイントカード一体型
dカードはdポイントカード一体型になっています。
ローソンやマクドナルドのdポイント加盟店でdカードを提示すると、dポイントが付与されます。また1ポイント=1円で支払いに使うこともできます。
dポイントが始まった当初はまだ加盟店が少ないイメージが強かったです。しかし、今はTポイントや楽天スーパーポイントと同じように様々な店舗で貯めたり、使えるようになりました。
飲食店
・ローソン・マクドナルド・スターバックス・ドトールコーヒー・かっぱ寿司
ショッピング
・タワーレコード・アニメイト・AOKI・洋服の青山・ジョーシン・ノジマ・東急ハンズ
旅行
・日本航空・近畿日本ツーリスト・ジェイティービー・一休.com
住まい
・サカイ引越センター・アート引越センター・レオパレス21
クルマ関係
・ENEOS・出光・オリックスレンタカー・カーセブン・東京無線
百貨店
・高島屋・三越
これでもごく一部です。→詳しくはこちら。
IDも搭載
dカードはIDも搭載してあります。
「ID」とは、2005年4月にドコモが三井住友カードの株式の34%を取得して共同開発した、カードやおサイフケータイをかざして決済できる電子マネーです。
ポストペイ型といって、事前にチャージをしておくSuicaやnanacoのようなタイプではなく、あとでカード利用料金と一緒に請求される後払い方式です。
JCBのQUICPayと同じ仕組みです。
IDが使えるところで買い物をする予定がある場合、あらかじめATMでお金を引き出しておく必要はなく、レジで小銭を数える手間もなくなります。何より早いし、店員さんも仕事が少なくなります。
ケータイやスマホのおサイフケータイと、お手持ちのdカードを紐づけすることもできます。
IDが使えるお店
セブンイレブンやローソンのコンビニ、イトーヨーカドーやイオンなどのスーパーなど様々なお店で利用することができます。
他にも、ドラッグストアやファミレス、本屋など。全部は紹介しきれないほどあります。
→IDが使える全てのお店はこちら。
ボクがIDをよく利用するのはタクシーです。
タクシーでクレジットカードを使うと、目的地に着いてから運転手さんが端末を出して、金額を入力して、その後サインして。けっこう時間がかかるんですよね。
その点、IDだとサッとかざすだけで決済完了。面倒くさくないです。
しかも、ポイントも貯まります。素晴らしいですね。
マクドナルドで5%オトクに
dカードやdカードGOLDに搭載されている「iD」で支払いをすると、5%もオトクです。
・dポイントカードとして提示で1%
・iDで支払うとカード請求時に買い物1回ごとに税込価格から3%割引
・iDで支払うと決済ポイント1%
期間は2017年12月31日までです
dカード ケータイ補償
dカードにケータイやスマホを登録しておくと、購入してから1年以内に偶然の事故により紛失や盗難などになった場合に補償されます。家族会員が登録した端末も対象です。
新しく同じ機種、同じ色のケータイやスマホをdカードで購入すると、最大10,000円を補償してもらうことができます。
ショッピング保険
dカードで購入した商品が、偶然の事故によって破損や盗難の被害にあった場合、購入日から90日間は補償されます。
国内の場合は、購入する際に一括払いや2回払いは対象外です。3回払い以上やリボ払いではないと補償されません。ご注意ください。
家族会員が購入したものも対象です。年間100万円限度です。3,000円の自己負担があります。
海外の場合は一括払いも対象です。
ローソンで3%OFF!合計5%還元!
ローソンではdカードで決済するだけで3%OFFになります。
ローソンストア100も対象です。
クレジット決済で1%のポイント還元、そしてdポイント加盟店でもあるので、提示することでdポイントも1%貯まります。
合計で5%還元となります。
ローソンを利用する際は、dカードを使うとお得になります。
dカード GOLDとは
dカードにはゴールドカードもあります。
本会員カードの年会費は11,000円(税込)です。家族カードは1,100円(税込)です。1人目は無料です。3枚まで申し込むことができます。
ETCカードは無料です。
ゴールド特有の特典
基本的なカードの性能はdカードと同じ部分が多いです。
ただ、やはりゴールドカードなので、ゴールド特有の特典があります。
ドコモの利用料金の10%を還元
dカードGOLDを持っていると、dポイントクラブのステージが「ゴールドステージ」にランクアップします。
ゴールドステージになると、ドコモの利用料金の10%がポイントとして還元されます。これはドコモ光の利用料金も対象です。
dカードGOLDでドコモの料金を払う必要はありません。逆にdカードGOLDでドコモ料金を支払うと、ドコモ料金分のポイント1%が付かなくなってしまいます。他のクレジットカードで支払うと、そのカードのポイントももらうことができます。
これが、dカードGOLDを所有する最大のメリットの1つと言えるでしょう。
ケータイ補償が10万円
dカードは同じ機種、同じ色のケータイ、スマホを購入した場合に1万円の値引きでしたが、dカードGOLDは最大10万円となります。10万円あれば大体のスマホは買えると思います。
保証期間は3年間です。家族会員も対象です。
家族カードは1人目無料で、2人目以降も1,100円(税込)です。これで最大10万円まで補償されるというのはすごい特典ですね。
dカードGOLDの年会費は11,000円ですが、ドコモをよく利用する方は10%分のポイントが付くだけで年会費をカバーできる上に、ケータイ補償も充実するので、有料で入っていたケータイ補償サービスの料金も不要になります。十分に元は取れるでしょう。
充実の保険
数あるゴールドカードの中でも、dカードGOLDは各種保険がトップレベルで充実しています。
一部のプラチナカードよりも優秀です。
海外旅行傷害保険
dカードGOLDの海外旅行傷害保険は、本会員と家族会員には最高1億円の死亡・後遺障害保険が付いています。ただし、カードの利用がない場合は5,000万円(自動付帯)になります。
本会員の家族の補償も付いています。本会員の19歳未満の子供も対象です。
保険の種類 | 本会員/家族会員 | 本会員の家族 |
傷害死亡 | 最高1億円 (自動付帯分 5,000万円) | 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 400万円~1億円 (自動付帯分 200~5000万円) | 40~1,000万円 |
傷害・疾病治療 | 300万円限度 | 50万円限度 |
賠償責任 | 5,000万円限度 | 1,000万円限度 |
携行品損害 | 50万円限度(自己負担3000円) | 15万円限度(自己負担3000円) |
救援者費用等 | 500万円限度 | 50万円限度 |
海外航空便遅延費用特約 | |
乗継遅延による宿泊・食事費用 2万円 手荷物遅延による衣類・生活必需品購入費用 1万円 手荷物紛失による衣類・生活必需品購入費用 2万円 出航遅延・欠航による食事費用 1万円 |
最高1億円(利用付帯5,000万円を含む)はゴールドカードでは最も充実しています。
1番利用することが多いだろう、携行品損害が50万円(自己負担3,000円)です。デジカメを壊してしまった、スーツケースが傷ついてしまったなどはよくあります。
次に心配なのが、傷害や疾病の治療費用に対する保障ですね。保険金額は300万円となっています。海外ではケガや病気になってしまった場合に、多額の治療費が必要になることが多いので、多い方が良いですね。
海外の航空機が遅れたり、手荷物が違う国に行ってしまったりというのは、実際にけっこうあります。ボクの知り合いも、自分の前の乗客で搭乗手続きが締め切られてしまって、明日同じ時間にまた来てくれと言われてしまったことがあるそうです。しかもメキシコで・・・。
こういう場合にホテルの手配などをしなくてはいけないのですが、あとで補償されると思えばお金の心配はしなくてよくなりますよね。とても重要な保険です。
ボクは1年に1~2回、仕事で海外に行くので、クレジットカードを選択する際に海外旅行保険が充実していることは重要です。dカードGOLDは海外旅行傷害保険が充実しているので、これだけでも取得する価値があると思います。
国内旅行傷害保険
dカードGOLDには国内旅行傷害保険も付いています。こちらは利用付帯です。
国内の保険なので、皆さんが入っているであろう医療保険でカバーできると思いますが、付いていて困るものではないと思います。
国内の旅行傷害保険には珍しく、乗継遅延や手荷物紛失などの補償も付帯しています。
保険の種類 | 本会員/家族会員 |
傷害死亡保険金 | 5,000万円 |
傷害後遺障害保険金 | 程度により200万円~5,000万円 |
入院費用 | 1日 5,000円 |
手術費用 | 5,000円×倍率(5~10倍) |
通院費用 | 1日 3,000円 |
乗継遅延による宿泊・食事費用 | 2万円 |
手荷物遅延による衣類・生活必需品購入費用 | 1万円 |
手荷物紛失による衣類・生活必需品購入費用 | 2万円 |
出航遅延・欠航による食事費用 | 1万円 |
旅先での不慮の事故をサポートする国内旅行傷害保険に、航空機の遅延などによって生じた費用を補償する国内航空便遅延費用特約がセットになった、ビジネス・レジャーに役立つ保険サービスです。
ショッピング保険
dカードの場合は年間の限度額は100万円でした。条件もリボ払いか3回払い以上の分割払いだけです。しかし、dカードGOLDは国内での購入も対象となります。一括払いでも2回払いでも大丈夫です。
年間の限度額は300万円です。ボクは年間300万円もクレジットカードを利用しないので、十分すぎるほどの補償額です。
空港ラウンジ
全国28の空港でラウンジが無料で利用できます。営業時間やサービス内容などはラウンジごとに異なります。
対象の空港の一覧はこちら。
年間100万円以上利用するとお得なプレゼント
dカードGOLDを年間利用した金額によって、1~2万円ほどのクーポンをもらえる特典もあります。
年間利用額が100万円(税込)~200万円(税込)未満の場合。
年間利用額が200万円(税込)以上の方の場合。
この中なら1つの特典を選ぶことができます。
まとめ
dカードは、
・年会費初年度無料、2年目以降も前の年に1回でも使えば無料
・ポイント還元率1%。特約店でポイントアップ
・利便性の高いdポイントカード一体型
・ポストペイ型(後払い)の電子マネーのIDも搭載
・ローソンで5%ポイント還元
そして、dカードGOLDはdカードの特典にプラスして、
・ドコモの利用料金の10%を還元
・ケータイ補償が最大10万円
・ゴールドカードトップクラスの充実した保険
・全国の空港ラウンジを利用できる
・年間100万円以上利用でお得なプレゼント
dカードは、ドコモの利用者でなくても持っておいた方が良いと思います。
dカードGOLDは、ドコモをよく利用している方なら、取得することも考えた方が良いと思います。家族全員docomoなら家族カードも含めて、検討した方が良いですね。スペック的に十分メインカードとして利用できると思います。